竹久夢二|童話集

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はしがき(序)

竹久梦二(Takehisa Yumeji)

本名竹久茂次郎,有“大正浪漫的代名词”、“漂泊的抒情画家”之称的日本明治和大正时期的著名的画家、装帧设计家、诗人和歌人。他的作品曾深受鲁迅、周作人、丰子恺等人喜爱,至今影响深远,拥趸甚众。


 少年達のため挿絵をかきながら、物語の方も自分でかいて見ようと思立って、その頃まだ私の手許から小学校へ通っていた子供をめやすにかいたのが巻頭の数篇です。中学へ通うようになった時、「誰がいつどこで何をした?」をかいて見せました。これはフィリップがお手本になったのですが、「都の眼」の留吉にしても「たどんの與太さん」の與太郎にしても、みんな私自身の少年の姿です。「日輪草」の熊さんも私の姿に違いありません。
 あとの方のお話は、雑誌の挿絵にそえたもので、少年の頃見たり聞いたりした話を思出してかいたのです。
 姉妹篇「凧」に対して「春」という一字を撰んだのです。「春」という字は音が朗かで字画が好もしいため、本の名にしたわけです。

(千九百二十六年十月)



底本:「童話集 春」小学館文庫、小学館
   2004(平成16)年8月1日初版第1刷発行
底本の親本:「童話 春」研究社
   1926(大正15)年12月
入力:noir
校正:noriko saito
2006年7月2日作成
青空文庫作成ファイル:
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