第197回-自分を満たす・子供を信じる

子育て専門カウンセラー福田とも花さんと渋谷で初対談。

子育ては、「やっぱりできる」の積み重ね。失敗に学び、「（子どもを）信じてよいのか」「手放してよいのか」と躊躇しながらも、「こういう子だからこうしてみようと仮設を立て」、「無理やり任せてみる」も一手だちえそうです。そうして「この子たちには力があるんだ。幸せになることができるんだ」と、自信と確信を持って言えるようになっていくのです。

そもそもお母さんにできることは限られています。せいぜい、子どもの素質に合った環境のお膳立てをしてあげられるぐらいでしょうか。あとは子どもが自力でハードルを乗り越えていくほかありません。

それゆえ、とくに子供から助言を求められなければ口出しも控え、むしろ「お母さんは何もしなくて大正解」と聞き直ってしまったほうがよいのかもしれません。

一方、お母さんには「自分をご機嫌」にする術を学ぶことも必要です。イライラしているとき、そしてナイーブな気持ちになったときは、満たされていない心の声に耳を傾け、「どうして悲しいんだろう」と独り言を言ってみてはいかがでしょうか。

なお、福田とも花さんの著書『こんなママでごめんねを卒業する本』（WAVE出版）は、「ダメなママでもいいんだ」「私がそう思えば、子どもも変わっていくんだ」と、悩めるママに自信を与えてくれる本。