日本語教師全日記

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内容:中国での日記(日本語教育のこと、生活のこと、雑感)
字数:約21万字
特徴:蘇州編はほとんど中国語で書かれてある。また巻末に付録あり(日本語教育論文と、ドラクエの詩)


はじめに


私は日本語教師として2003年から2013年の10年間、中国で働きました。
最初に訪れた町は福建省福清市です。このときの日々の雑感を楽天ブログに「日本語的世界」と題して書き記していました。
2005年に安徽省合肥市に移るとともに、ブログを書くのを一時止めましたが、やがてライブドアのブロク、ヤフーのジオシティで書きました。
2008年2月に安徽省黄山市に移ってから蘇州時代(2009年7月~2013年7月)までは、中国のQQのブログに日々の雑感や日本語教育の考え方、中国語学習などを書きました。蘇州時代はほとんど中国語で書きました。
2013年の夏に帰国後、これらの文章を「中国在住の日本語教師日記」というタイトルで、計四冊(福清市編、合肥市編、黄山市編、蘇州市編)を、キンドルから出版しました。2018年、紙の出版無料サービスがあることを知り、加筆および再編集し、一冊にまとめて出版しました。本書の「日本語教育経歴」、「中国生活通史」は今までのキンドルにはない章です。また、本文にはいくつかの個所で※※という記号が出現しますが、これは編集時に、好ましくない表現と判断して削除したことを表します。巻末には付録としてドラクエの呪文を題材にした詩をつけました。これは合肥にいた2006年の2月から7月の間に書いたものです。
 さて、この紙書籍の内容に、私の最新論文「日本語学校における心理臨床的関わり」を加えて、このたびキンドル版を出版いたしました。本書が読者に何らかの刺激と楽しみを与えることができれば幸いです。

2018年12月22日
平山崇