日本民间故事-会发出三味弦声的树

2024-04-26 19:49:2503:58 3.2万
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むかしむかし、あるところに、とても上手な三味線ひきのおじいさんがいました。

♪テンテンテン♪テコテコ、シャンシャンと、ひきながらあっちの村、こっちの村へとまわり、みんなからお金をもらって暮らしていました。

ある冬の事、いつものように三味線をひきながら村はずれの道までくると、雪が降ってきました。

(ああ、これは大変だ)雪はだんだん激しくなって、ひどいふぶきになりました。(どこかに、家でも)まわり見てみましたが、どこにも家がありません。

おじいさんが三味線をかかえながらとぼとぼ歩いていると、目の前に大きな木が立っていました。

ふと見ると、みきのところに人が入れるぐらいの穴が開いています。

(こいつは、ありがたい)おじいさんは、さっそくその穴の中へ入りました。

穴の中は思ったよりあたたかくて、いい気持ちです。

おじいさんはくたびれていたので、だんだんねむくなってきました。

(いかんいかん!こんなところでねむったら、死んでしまうぞ)おじいさんは三味線をかかえると、眠気覚ましにひきはじめました。♪テンテンテン♪テコテコ、シャンシャン

ところが雪は三味線の音に合わせるように、ますます激しく降ってきます。

おじいさんは三味線をひくのをやめて、雪が降るのをぼんやりとながめていました。もう、ねむくてねむくてたまりません。

それでもしばらく目を開けていましたが、そのうちにぐっすりとねむりこんでしまいました。

何日も何日もねむり続けているうちに、木はどんどん大きくなって、おじいさんを中に入れたまま、穴をふさいでしまったのです。

おじいさんはそれっきり、もう二度と目を覚ますことはありませんでした。

さて、やがて冬が終わり、春がやってきました。

「三味線ひきのおじいさんは、どうしたのかな?」

「そういえば、近頃はさっぱり姿を見せなくなったな」

どの村でも、おじいさんのうわさをしていましたが、そのおじいさんがどこからきて、どこへ帰っていくのか、だれも知らなかったのです。

ある日の事、近くの村人がこの木の下を通りかかりました。

すると、あたたかい春の風がふいてきて、木の葉っぱがさわさわとゆれました。

その時です。♪テンテンテン♪テコテコ、シャンシャンどこからともなく、三味線の音が聞こえてきました。

(あっ、三味線ひきのおじいさんがきたぞ)村の人は振り返りましたが、だれもいません。(おかしいな?)

するとまた風がふいてきて、木の葉っぱがさわさわとゆれ、木の中から♪テンテンテン♪テコテコ、シャンシャンと、いう三味線の音が聞こえました。

(木だ。この木から聞こえるぞ)

そんな事があってから、村人たちはこの木を『三味線の木』と呼ぶようになりました。

この不思議な木は、風で木の葉っぱがさわさわとゆれるたびに、♪テンテンテン♪テコテコ、シャンシャンと、なりつづけましたが、やがて秋になり、木の葉っぱが全て散り終わると、それからはならなくなったと言う事です。

用户评论

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听友135074121

作者到底想表达什么寓意?

听友80800132

很久很久以前,有个地方生活着一个很擅长弹三线弦的老头。 当当当……咚咚咚……咯咯咯 老头弹奏着游走在四周的村落,靠村民的打赏生活着。 这是发生在一个冬天的事情,和往常一样老头走在村落交错小道上弹奏着三线弦,天空忽然下起雪来。 【啊啊…糟糕了。】雪越下越大,快赶上严重的暴风雪了。但周围一户人家也没有看到,哪里有人家呢。 老头抱着三线弦赶路,眼前忽然出现一棵好大的树。 他发现靠右的树干上开了一个可容纳一个人大小的洞穴。 ”这太值得庆幸了,“老头感叹道,马上走进洞穴里。  树洞比想象中的温暖多了,待在里面太舒服了。 老头有些疲惫,渐渐感觉有些困倦。 

听友80800132

【不行,不行,要是在这里睡着了,说不定会死哦】老头对自己说着,抱着三线弦,感觉想睡的时候就拨动琴弦。 当当当……咚咚咚……咯咯咯 话说外面的雪,像是被三线弦的琴声振奋一样,越下越大。 老头停下弹三线弦,眼前下的雪,变得朦胧起来,人也变得困顿得不得了。  眼睛虽然还是睁着的,那个时候已经陷入熟睡不可自拔。 日复一日的熟睡的时候,树木变得越来越粗壮,老头所在的洞穴也缩小不见了。 从那以后,老头再也没有醒过来。 冬日终于结束,春日来了。 “弹三线弦的老头,发生什么事了吗?” “说的也是,最近都没见到他耶。” 哪个村子都没有老头的消息,那个老头到底去了哪里,回哪里去了,好像谁也不知道。

深水冰鲸 回复 @听友80800132

谢谢你

听友80800132

有一天,附近的村子的人从那棵树下经过。 春风拂过,树木的叶子摇曳起来。 当当当……咚咚咚……咯咯咯  就在那个时候……不知从哪里清楚的传来了三线弦的声音。 ”啊…弹三线弦的老头)村民反应过来, 回头过去看,却谁也没有看到。(好奇怪?怎么会没人呢?)   春风还在吹拂着,树叶沙沙的摇曳着,从树干里面传来……当当当……咚咚咚……咯咯咯……三线弦的声音。 (是树,树干里发出三线弦的声音。) 这件事发生之后,村民便将这棵树叫做【三线弦的树】 这棵神奇的树,每当风吹动叶子摇摆的时候便会持续发出…当…咚…咯…三线弦的声音。不久,秋天来了,树木的叶子全部都掉光了,再也没有听到树木发出三线弦的声音这件事了。

默笙_jx

こんなところで寝たら死んでしまうそう

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