観音さまが、もしもおいでになったとしたら、「自分を拝んでもらいたい」と思うでしょうか。むしろ、慈悲の心を実践してもらうことを喜ばれると思います。
ブッダにしても、自分の目の前で、自分が説いた経典を、わざわざ読んでもらいたいとは思わないでしょう。むしろ、「うるさいなあ」と思っているかもしれません。それこそ「釈迦に説法」です。
仏像の前で、お願いしたりお経を読んだりするよりも、慈しみの心を育て、ブッダの教えを実践しようと思うことが大切なのです。
書名:「ブッダの教え 一日一話」
著者:アルボムッレ・スマナサーラ
Alubomulle Sumanasara
用户评论