[日语口语]第46回ニュース＆ 福岡市ってどんなところ？[日语听力]

方針急転換に課題山積　財源確保に赤字国債　10万円給付

時事通信4/18(土) 7:31配信より引用・抜粋

　政府は新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急経済対策をめぐり、減収世帯への30万円支給を取り下げ、国民1人当たり10万円を給付する方針に急転換しました。

麻生太郎財務相は17日の持ち回り閣議後の記者会見で、5月中にも支給を開始するとの方向性を明らかにしました。麻生氏は、首相だった2009年に実施した定額給付金の評価が低かったことから、一律の現金給付には否定的な考えを示しており、会見では「前回は手を挙げない人にも配ったが、今回は手を挙げる方に（配る）」と述べ、当時との違いを強調しました。
　一方、現金給付の対象などが変更されたことで、20年度補正予算案で8兆円超の新たな財源が必要となり、赤字国債の追加発行で費用を確保することになりそうです。

福岡市ってどんなところ？

　ここからはトークコーナー、今日のテーマは「福岡市ってどんなところ？」です。今日は私が住んでいる福岡県福岡市という都市について皆さんにちょっとご紹介したいと思います。まず場所なんですが、日本の南、九州の北部に位置しています。福岡県の県庁所在地であるのが福岡市です。日本でのこの、県庁所在地というのは、県庁がある場所つまりその県の中心部ということになります。

　そして福岡市の面積なんですが343平方キロメートルです。人口は159万6000人。まあ、およそ160万人といったところでしょうか。この福岡市の人口なんですが、日本のあらゆるところで人口が減って、過疎化している中で、年々人口が増え続けているというのは非常に珍しい現象なんですね。ちょうど私が福岡市に引っ越しをしてくる直前の6年前ですね、その時、あのー、福岡を訪れた時にですね、福岡市の人口150万人突破おめでとうみたいな＊1垂れ幕がいろんなところに飾ってあったのを覚えています。それから6年しか経っていないんですが、およそ10万人も増加しているんですね。さあ、それはいったいなぜなんでしょうか。

　実はイギリスのグローバル情報誌「モノクル」が毎年発表している、世界で最も住みやすい都市25選というのがあるんですが、福岡市は毎年上位にランキングしています。また2016年には7位を獲得したこともあるんですね。

　それではそんな福岡市の魅力をご紹介したいと思います。まず私が、福岡市に住んで一番驚いたことはですね、なんといっても福岡空港が便利なんです。様々な都市の空港というのは、だいたいその街の中心部から、ちょっと離れていますよね。福岡市の＊2玄関口、顔とも言える場所は2箇所あるんですが、そのうちの一つ博多。こちらは新幹線が停まる駅です。その博多駅と福岡空港駅の間には地下鉄が通っているんですが、なんと、その駅の数、たった二つなんです。ですから空港の駅から地下鉄に乗って、およそ5分ほどで市の中心部に出ることができるんです。そこから新幹線に乗り換えて色々な九州の都市を巡ることもできますよね。

　またもう一つ、その博多駅からバス、車でおよそ10分もかからない場所に船乗り場があります。こちらは福岡の博多湾という海から船が出ているんですが、そこから九州の別の都市に行くこともできますし、九州と韓国はとても近いので、韓国行きの船もこちらから出ています。また中国人の旅行者の方が大型クルーズ船に乗ってよく福岡にやってきますが、その船もこちらの博多湾に到着します。

　博多の他にもう一つ、福岡市の顔と言えば天神という場所があります。天神は地下鉄に乗って、博多駅からちょうど三つ目にあたります。こちらも近いですよね。この博多と天神にすべてが集約されていると言っても＊3過言ではありません。文化や商業、ビジネス、様々なものが小さな場所に＊4ぎゅっと詰まっているんですね。

　福岡市は移動がとても便利で、何でも＊5コンパクトにまとまっているので、飛行機、新幹線、船、そしてビジネスや娯楽なども、大体何処に行くにも30分以内ぐらいで全て網羅できてしまうんです。

　関東から引っ越してきてやっぱり感じるのは、とてもお魚が安くて美味しいんですね。その他の食べ物も、非常に充実していますので、福岡を訪れた皆さんが必ず言うのは「食べ物が安くて美味しい」これなんですね。

　そんな福岡の名物料理といえば、＊6焼き鳥、もつ鍋、水炊き、とんこつラーメン、そして明太子なんかが有名ですね。皆さんも福岡の代表的な豚骨ラーメン食べたことがある人も多いんじゃないでしょうか。

　ではこの福岡市、＊7あんまり嬉しくないことはあるんでしょうか。これは私の個人的な意見になりますが、いくつかちょっとあげたいと思います。まず一つ目。あの、街がコンパクトにまとまっていて飛行機、空港を利用する時にとても便利だって最初に言いましたけど、それは良い面なんですが、逆に悪い面を捉えたら、飛行機の騒音がある。これは地域にもよりますが、空港に近い東側、そして街の中心。先ほど言いましたが天神という場所ですね。この辺りまでは飛行機が非常に低空飛行していますので、結構音がします。慣れればあんまり気にはなりませんが、やっぱり他の場所から引っ越しをしてきた人にとってみると、慣れない音なので気になるかもしれません。

　更にもう一つ。ゴミ袋が有料である。まあ、日本国内にはゴミを出すときの、そのゴミ袋が指定されていて、有料である地域はいろいろあるんですが、福岡市もそのひとつです。料金は15L のゴミ袋が1枚15円。これ、私、東京に住んでいた時にはゴミ袋が無料の地域だったものですからちょっと驚きました。

　そして三つ目。これは完全に私の個人的な意見なんですが、非常に残念なことは、福岡国際空港から中国の北京まで飛ぶ、直行便の飛行機が無い。これはですね、本当に残念なんですが、もし福岡の空港から北京に行こうと思いますと、青島か大蓮で経由をしていくという方法しかないんですね。福岡・北京便、直行便を作って欲しいなあと思っています。

　今日はとても短い時間でしたので、福岡市の魅力、伝わったかどうかちょっと分からないんですが、ぜひ機会がありましたら皆さんも、福岡市について色々と調べてみてはいかがでしょうか。トークコーナー、今日のテーマは「福岡市ってどんなところ？」でした。

＊1垂（た）れ幕（まく）＝垂下的幕

＊2玄関口（げんかんぐち）＝大门

＊3過言（かごん）ではありません＝不算过火

＊4ぎゅっと＝紧紧的

＊5コンパクトにまとまっている＝小型而内容充实的

＊6焼き鳥、もつ鍋、水炊（みずた）き、とんこつラーメン、そして明太子（めんたいこ）＝烤鸡串，内脏锅，鸡肉火锅，猪骨汤拉面，名太鱼子

＊7あんまり＝あまり的口语