東京都心の百貨店では全館営業再開も緊急事態宣言の解除後、初めての週末
ANNニュース2020.05.3013:15より引用
新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されてから初めての週末を迎え、都心の百貨店で感染防止策を徹底しながら全館営業を再開するなど、繁華街に活気が戻り始めています。
三越伊勢丹は緊急事態宣言後の4月8日以降、首都圏のすべての店舗で食料品フロアを含めて臨時休業を続けていましたが、今日から営業時間を短縮して再開しました。営業再開にあたっては入口の数を制限したり、エレベーターの定員を削減するなど、感染防止の対策を徹底するとしており、13日以降は通常の営業時間に戻すということです。
断捨離
ここからはトークコーナー、今日のテーマは「断捨離」です。この何年かで、断捨離ブームというのが起こっています。この断捨離、いらなくなったもの、身の周りのものを整理して処分することなんですね。漢字では、断捨離という風に書きます。中国でもこの断捨離ブームは知っている人は結構いるのではないかと思います。今は、あのー、ただ捨てるだけではなくて*1リサイクルショップなども充実しているので、要らなくなったものを買い取ってくれるお店などもたくさんありますから、ただ捨てるよりは心が痛まないですよね。次に、誰かが喜んで使ってくれるのであれば、是非処分したいというものが結構身の周りにたくさんあります。また、この断捨離ブームの大きなきっかけとなったとも言えるのが、アメリカ在住の日本人、*2片づけ*3コンサルタントを名乗っている、「こんまり」こと、近藤麻理恵さんが書いた「人生がときめく片づけの魔法」という本がありまして、これが結構話題になったんですよね。
ちなみにこの、こんまりさん、アメリカの雑誌time の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれました。この、こんまりさんの片付けブームに火がついてアメリカでも結構この片付け、断捨離をする人が増えたんですよね。こんまりさんの片付け方法によりますと、まあ、例えばいらないものを整理して捨てるか、それともやっぱり取っておくかを決めるポイントとして、まずその処分しようかどうしようかと思っているものを手に取ってみて、そして、*4ときめきを感じたらとりあえず処分しないでとっておく、もし何も感じなければ、捨てる前に、処分する前に「ありがとう」という言葉をその品物にかけてから処分する。というやり方なんですね。
元々あまり使っていないのに、買った時は結構高かったので処分するのが*5もったいないとか、そんな風に思って、ずっととってあるものって割とあると思うんですが、それを自分の手に取って、もう一度確認した時に、自分の気持ちを確認してみるんですね。*6ワクワクしたり、ときめきがあったりした場合には、まだもう少し自分のそばに置いておくといいと思います。
この断捨離ですが、昨今の新型コロナウイルス感染拡大の影響で、在宅の生活が*7強いられましたよね。そこで、家に毎日いても特にやることがないので、これをきっかけに身の周りのものを整理してしまおうという風に考える人が、だいぶ増えたんです。ですから、この断捨離ブームに火が付いたと言っても良いのではないでしょうか。結構、買い取り業者の人達もすごく忙しかったようなんですね。また、これを機に、たくさんのものをゴミに出したので、ゴミの収集をする仕事の方も大変だったようです。
あの、私もすごく思ったんですけど、今回の、この在宅生活をしている中で、外出しなくなったことで、まず買い物をあまりしなくなりました。日常生活に本当に必要な食品であるとか日用品以外のものについては、まあ買う必要をあまり感じなかったっていうことなんですよね。そう考えた時に普段、*8如何に、本当は、あまりいらないものを買っているか、消費しているかっていうことに気がついたんです。このように考えた人は結構多かったと思うんですよね。ですから、これをきっかけに自分のこれまでの生活を見直して、迷ったらまず買わない。このように徹底したほうが、結局はゴミも減りますし、お金も節約になりますよね。
何かを買う行為というのは、そのものが本当に欲しいかどうかっていうよりも、買うことで自分の気持ちを満足させるっていう効果が大きいように思うんです。ですからストレスが溜まっていたり、何かちょっと生活に不満があったり、嫌なことがあったり、そうした時の気持ちを埋めるための買い物って、結構あると思うんですよね。これが全部悪いとは言いませんが、こういった方法で常に自分の心の中のストレスを消すというやり方は、常に繰り返したところで、解決にはならないですよね。もっと根本的なところを見直さなければいけないと思います。
さて、この断捨離なんですが、何も捨てるのは物だけではないんです。他に捨てた方がいいもの、何かと言いますと、これはですね、情報なんですね。今は、情報社会で色々な所に色々な情報が溢れています。もちろん自分のためになる情報を収集して、そしてその中から有意義なものを選択していくっていうのは大事なんですが、あまりにも選択肢が多すぎてしまって、かえってストレスや迷いの原因になるって言うことあると思います。
実はですね、最近は、テレビを捨ててしまおうとか、あるいはテレビを見るのをやめようなんていう声も上がってきているんですね。
テレビを一日中つけているっていう家庭は、今まで多かったと思うんですが、テレビから流れてくる情報を毎日シャワーのように浴び続けることによって、何が重要な情報で、何が疑わなければいけない情報なのかがだんだん判断できなくなってきてしまうんですね。そして、マスコミやメディアの人たちが誘導したい方向に、自分でも気づかないうちに洗脳されていってしまうっていうのはあると思います。
これは心理学に精通した方がおっしゃっていたことですが、そもそも、あの、テレビ番組というのは、民間の場合には、そのスポンサーからの広告収入で営業が成り立っていますよね。そうするとやはり、テレビの中では、とてもみんながハッピーになるニュースよりも、なんだか聞いて不安になる怖くなるようなニュースの方が圧倒的に多く放送されているんです。これはなぜかと言うと、人間の心理として、気持ちが不安になった時ほど色々な買い物などをして、消費をしたいっていう欲が出てくるそうなんですね。ですから恐ろしいニュースなどを散々放送した後に、これを買いましょう、これはいい商品ですよというCM を流すということを*9セットにすることによって、見ている人たちの消費行動を*10コントロールしているということなんです。
まあ、これが100%当たっているといえるかどうかはわかりませんが、全く無視できない意見だとは思うんですよね。
あまり必要ではないものを身の周りには置かないということをすることによって、部屋が綺麗になるだけではなく、なんだか心にも空白、余裕が生まれてくるような気がします。こういった意味でも、昔から整理整頓、掃除が大事と言われるのは分かるような気がしますね。トークコーナー、今日のテーマは「断捨離」でした。
*1リサイクルショップ=旧物品回收再销售商店
*2片(かた)づけ=整理,收拾
*3コンサルタント=咨询服务员
*4ときめき=心跳
*5もったいない=可惜
*6ワクワク=心扑通扑通地跳
*7強(し)いられ=被勉强
*8如何(いか)に=怎么,无论多么
*9セット=一套
*10コントロール=控制
北安公園
2023.12.13
狀芫郎
阿部さんもう亡くなりました…
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断舎離は大好きですがいつも家族から怒られて、徹底することができないですね〜
阿宝女王
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kaori_馨
断捨離は本当に良い話題ですね。