第95回-月と星のフェバリット
【MC】沙耶 【作曲】三瓶進
■きょうの日本のむかし話:
サルカニ合戦
【あらすじ】
このお話はとても有名はお話です。
日本人であれば、誰でも知っていることでしょう。
サルがカニを騙して、意地悪をしたために
最後は自分がみんなから、ひどい目にあってしまいます。
人に意地悪をしたり、ずるいことをしてはないけないという
お話です。
サルカニ合戦
むかしむかし、カキの種(たね)をひろったサルが、おいしそうなおにぎりを持ったカニに、ばったりと出会いました。
サルはカニのおにぎりが欲しくなり、カニにずるい事を言いました。
「このカキの種をまけば、毎年おいしいカキの実がなるよ。
どうだい、おにぎりと交換してあげようか?」
「うん、ありがとう」
カニは大喜びで家に帰り、さっそくカキの種をまきました。
そして、せっせと水をやりながら、早く芽を出せ、カキの種早く芽を出せ、カキの種出さねばはさみで、ほじくるぞ すると、どうでしょう。
さっきまいたカキの種から芽が出てきて、ぐんぐん大きくなりました。早く実がなれ、カキの木よ早く実がなれ、カキの木よならねばはさみで、ちょん切るぞ こんどはカキの木に、たくさんのカキが実りました。
「よし、これでカキが食べられるぞ」と、カニはカキの実を取りに行こうとしましたが、カニは木登りが出来ません。
「どうしよう?」 困っていると、さっきのサルがやって来て言いました。
「ありゃ、もうカキが実ったのか。
よしよし、おいらが代わりにとってやろう」
サルはスルスルと木に登ると、自分だけ赤いカキの実を食べ始めました。「ずるいよサルさん、わたしにもカキを下さい」「うるさい、これでもくらえ!」 サルはカニに、まだ青くて固いカキの実をぶつけました。
「いたい、いたい、サルさんずるい」
大けがをしたカニは、泣きながら家に帰りました。
そしてお見舞いに来た友だちの臼(うす→もちをつくる道具)とハチとクリに、その事を話しました。
話しを聞いたみんなは、カンカンに怒りました。
「ようし、みんなであのサルをこらしめてやろう」
みんなはさっそくサルの家に行き、こっそりかくれてサルの帰りを待ちました。
「おお、さむい、さむい」
ふるえながら帰ってきたサルがいろりにあたろうとしたとたん、いろりにかくれていたクリがパチーンとはじけて、サルのお尻にぶつかりました。
「あちちちっ、水だ、水」
お尻を冷やそうと水がめのところへ来ると、水がめにかくれていたハチにチクチクと刺されました。
「いたいっ、いたいよう、たすけてぇー!」
たまらず外へ逃げ出すと、屋根の上から大きな臼が落ちてきました。 ドスーン!
「わぁー、ごめんなさーい、もう意地悪はしないから、ゆるしてくださーい!」
それから改心(かいしん)したサルは、みんなと仲良くなりました。
おしまい
【沙耶コラム】
日本の東京の有名な場所のひとつに浅草があります。
先日、久しぶりに訪れました。
浅草浅草寺は、大変に有名で多くの外国人の方で賑わっていた場所ですが、今は新型コロナウイルスの影響もあり人もそんなに多くはありませんでした。
ここに来ると、わたしはやはり日本人だなと感じるのです。。。
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希博路
優しいお声ですね~夜はステキな声に伴い休むことができるのはすごく癒されています!bgmも似合っています~ありがとうございます~!!