[ナレーション]～神社～

神が天から自然（しぜん）の山や巨石（きょせき）などに降り立ち、
人間がその場を崇める（あがめる）進行（しんこう）は、
世界各地（かくち）でみられるものであり、
山岳（さんがく）の多い島国（しまぐに）の日本では、
山や大木（たいぼく）を神そのものとして崇め（あがめ）、
特に巨石がある山は、
天から神が舞い降りてこられる、
特別な力をこめた聖地（せいち）、
即ち（すなわち）、神域（しんいき）と考えられてきました。

このような場所に社（やしろ）を建て、
人間が神を崇めるようになったのが、
日本の神社のはじまりです。