2020/02/20
聴けば、見えてくる！7つの話題でお届けするチャイナ ギークリー インサイト。微信公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を7つ選び、音声と文字でお届けいたします。
「新型肺炎」の感染拡大を受け、武漢市では大部分の飲食店が業務休止を余儀なくされています。こうしたなか、激務が続く医療従事者にできたての料理を食べてもらおうと、不動産開発大手の「碧桂園（カントリー・ガーデン）」が同市に寄贈した「釜飯調理ロボット」が話題になっています。
碧桂園が自主開発したロボットは2月14日、湖北省国資学院の隔離エリアに到着し、「千璽（チェンシー）ロボット店」という店名で開業する運びとなりました。利用者は、スマートフォンで任意のQRコードを読み取り、およそ1分で料理を受け取ることができます。ロボットは15分間で36人前を調理することが可能で、医療従事者は無料でサービスの利用ができるようになっています。
［出所：南方都市報 2020-02-17］
坎德拉（深セン）科技創新有限公司が研究開発したカンデラ殺菌消毒ロボットが2月16日、深セン市の南山エリアにお目見えしました。オフィスビル、住宅、ホテル、病院、工場等で配送・搬送作業を担うロボットで、同社のクラウド管理システムとの間でデータ交換を行い、天候に左右されることなく24時間の運用が可能です。
殺菌消毒には複数のモードが用意され、2メートルの範囲で噴霧消毒が行えます。レーザーレーダーとセンサが設置されており、人や物の動きを察知し、障害物があれば自動的に衝突を回避し、迂回しながら移動します。航続時間は8時間で、バッテリー残量が低くなると、充電設備に自ら移動して電力の補充を行います。
なお、カンデラ殺菌消毒ロボットは、新型肺炎患者の専門病院として武漢市に開院した雷神山、火神山の両病院への寄贈が予定されています。
［出所：南方都市報 2020-02-16］
「新型肺炎」の感染拡大の影響で、食材のオンライン購入のニーズが高まるなか、美団（メイトゥアン）はこのほど、果物や野菜等の配送業務に当たる無人配送車を2台、北京市順義区（じゅんぎく）に投入しました。まもなく、海淀区にも同様のロボットが登場する予定です。
配送エリア内で美団アプリを使って商品の発注を行うと、スマート配送管理システムが注文情報を無人配送車に送ります。配送車は商品調達スポットで商品をピックアップし、自動運転で目的地まで運び、居住区にいる受取人は容器を開いて商品を受け取る手順になっています。
公道で行った公開テストでは、配送車の走行速度は時速約20キロ。美団はチャイナ・ユニコム北京分公司とも提携関係があり、同社は5Gネットワーク環境下での最適化作業等を通して、無人配送車のさらなる普及にはずみをつけたい考えです。
なお、美団のデータによると、北京エリアにおけるオンライン取引による果物や野菜などの1日当たり販売量は、春節休暇前の2倍から3倍に増加しています。一方、商品の分類や包装などの作業や配達を担うスタッフ等の不足が配送サービスの障碍となっています。
［出所：澎湃新聞 2020-02-18］
シャオミは2月13日、オンライン上で“プレスリリース”を開き、昨年12月に北京市の亦庄（イーヂュァン）地区でスマートフォンの実験工場を竣工したことを明らかにしました。フラッグシップ製品を量産する前のテスト等のシーンで活用することを想定しており、同社グループの雷軍CEOは、次世代の無人自動化工場の運営にも道筋が立ったとしています。
シャオミは、IoTと基礎研究を重視しており、今年は100億人民元の予算をつぎ込む予定です。向こう5年間の研究開発コストも500億元以上を見込んでいます。
［出所：2020-02-14 1 IT之家］
かつて農業利用がメインだったドローンがいま、村落、居住区、工場エリア等における消毒殺菌作業に当たるなど、活躍の範囲を広げています。感染症の予防策としてドローンを活用しているのは瀋陽無距科技有限公司で、同社は村落の空中モニタリングや住民への情報伝達、可燃物・爆発物の放置状況の把握などのニーズに対応したソリューションを提供しています。
一方、市民相談室のホットラインに寄せられる大量の問合せや相談等の処理に頭を悩ませる都市では、「小iロボット」を活用する例が多く見られています。ビックデータの多角的な分析や自然語言処理等のテクノロジーを背景に、「小iロボット」が市民の相談内容から重要な情報を抽出し、分析を行い、担当部門にいち早くフィードバックを行っています。
［出所：証券日報2020-02-19］
「釘釘」（Ding Talk）は2月8日、「無接触出勤管理」ソリューションをリリースしました。オンライン上で従業員の出退勤の申請と管理ができるもので、「WiFi」「GPS」「ブルートゥース」といった複数の方式を備えています。指紋による本人認証といった“濃厚接触”のプロセスを踏む必要がなく、利用者がマスクを着用したままでも管理が可能になるなど、伝染病への感染リスクを最大限に抑制することをコンセプトとしています。
この「釘釘」の「無接触出勤管理」を利用している企業はすでに100万を数えていると言われ、「非接触勤務」「非接触ワーク」の推進を後押ししています。「釘釘」はアリババが開発したオールインワンオフィスツール。
［出所： TechWeb.com.cn 2020-02-18］
高徳マップはこのほど、北京市交通委員会とともに、地下鉄やバスの混雑度を照会できるサービスをリリースしました。最新版のアプリでは、出発点と終着点を入力して公共交通の乗り換え方法が調べられる機能に加え、「リアルタイム公共交通」または「地下鉄路線図」の画面で交通機関の混雑度をリアルタイムで確認できます。
なお、サービスの適用エリアは広く、北京市にある全ての地下鉄路線と市内におけるバス路線の車両の大部分を対象にしています。
［出所： 新浪科技2020-02-18 ］
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