【夜读书】From everywhere-80朗读：lemon文：坂本真绫

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【夜读书】在夜晚为你读一本好书，一篇好文，让你闭上眼睛随着我们的声音带到那书中的世界。　人气声优兼歌手兼人妻的坂本真绫老师的一本欧洲随行笔记【From Everywhere】

朗读：初声教学部 Lemon

译文：初声教学部 阿鲁

后期：小樱

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……今日。ミラノへ向かう列車の中で、久しぶりにヘッドフォンをして音楽を聴いた。自分のアルバムを聴いた。向かいの席のお兄さんは爆睡していた。

窓の外はとても良い天気で、名前も知らない駅をいくつも通過しながら、列車は北を目指していた。ぶどう畑、だろうか。畑がずーっと続いてる。そのだだっ広い緑のじゅうたんの中に、農家のおじいさんが麦わら帽をかぶってぽつんと立っているのが見えた。特急列車の窓からほんの一瞬通り過ぎただけだったけど、その人を見たとき私は、なんだか猛烈「早くステージに戻りたい」と思った。唐突に。そこに座っていられないくらいに激しく。

ああ、やっぱり私は歌うのが好きなんだ。仕事が好きなんだ。あそこに帰らなくちゃ。あのおじいさんが雨の日も風の日も毎日畑に立つように、私も毎日自分のするべきことをするだけだ。それが誇りなんだ。

好きなことは仕事にするな、趣味のまま自由に楽しんだほうが絶対に幸せだからって、むかし誰かが言っていた。そんなわけない、好きって気持ちは何よりも強い力になって、それさえあればどんな困難も乗り越えられるってずっと思ってきた。私は歌うことも、演じることも、書くことも、心底大好きだ。子供のときから他には何も得意なことも、夢中になれるものもなかった。これだけが私の個性で、居場所だった。21年間も続けてこられたのは、好きだから。他に理由なんかない。でもときどきあの言葉が身にしみてチクチクすることはあるんだ。気持ちだけじゃどうにもならない現実にぶつかることは確かにある。大人とは、仕事とはそういうものだと、割り切って受け入れるには動機が純粋すぎてちょっと痛い。

……今天。在驶向米兰的火车上，我久违地戴上耳机听起了音乐。我在听自己的专辑。对面座席的小哥正呼呼大睡。

窗外的天气特别好，列车驶过了几个不知名的车站，一路向北驶去。眼前的是葡萄田吧。那片田地一直延伸着。我看见，在那如绿色地毯般宽广无际的田野里，有一位农家老汉戴着草帽正远远地站在那。虽然通过特快列车的车窗看去只有短短一瞥，但在看到那个人的一瞬间，不知怎的我突然产生了一股强烈的想法“我想赶快回到舞台上”。如此突然，强烈到让我无法安坐下去。

啊，我果然还是喜欢唱歌，喜欢工作。我必须要回去。就像那位老爷爷，无论风雨，每天都要到田里去一样，我也应该做好自己每天应该做的事情。这是我的骄傲。

曾经，有人说过这样的话，不要让自己喜欢的事情成为工作，就把它当成爱好，自由尽情的去享受才是真正的幸福。可我一直觉得，因为喜欢这种心情会化作无比强大的力量，只要有了它无论什么困难都能够跨越。唱歌、表演、写作，这些我都是发自肺腑的喜欢着。从小时候开始，我就没有其他什么特长，或者沉迷的事情。但这就是我的个性，我的所在。我能够坚持21年，正是因为喜欢。没有其他理由。但有的时候那句话还是会深深的刺痛我。确实有过被现实撞得头破血流的时候，只有喜欢的心情其实根本毫无用处。所谓成年人、所谓工作，其实就是这样现实，让我怀着“喜欢”这种太过单纯的动机去简单的接受这些，会稍微有点疼痛。