人魚の姫
ハンス·クリスチャン·アンデルセン Hans Christian Andersen
矢崎源九郎訳
海のおきへ、遠く遠く出ていきますと、水の色は、いちばん美しいヤグルマソウの花びらのようにまっさおになり、きれいにすきとおったガラスのように、すみきっています。
沖
海、湖などで、岸から遠く離れたところ 海上,洋面
例:船で沖に出る 坐船出海
沖の小島
慣用語:沖にもつかず、磯にもはなる 前不着村,后不着店
磯いそ:海、湖などの水際(みずぎわ)、特に石や岩の多いところ
沖縄:位于日本最南端,古时候叫琉球列岛,由116个岛屿组成,冲绳县集中了整个冲绳列岛的90%以上人口中,那覇市是冲绳县的行政中心。
矢車草:矢車菊
矢車:(五月五日)鲤鱼旗杆顶上的风车
澄み切る:清澈,豁然开朗
例:澄み切った秋空 秋天一碧如洗的天空
けれども、そのあたりは、とてもとても深いので、どんなに長いいかり綱(づな)をおろしても、底まで届くようなことはありません。海の底から、水の面(おもて)まで届くためには、教会の塔(とう)を、いくつもいくつも、積みかさねなければならないでしょう。そういう深いところに、人魚たちは住んでいるのです。
みなさんは、海の底にはただ白い砂地があるばかりで、ほかにはなんにもない、などと思ってはいけません。そこには、たいへんめずらしい木や、草も生(は)えているのです。
そのくきや葉は、どれもこれもなよなよしています。ですから、水がほんのちょっとでも動くと、まるで生き物のように、ゆらゆらと動くのです。
なよなよする:力がなくて弱々しい様 柔软,婀娜
例:なよなよした腰 杨柳细腰
それから、この陸の上で、鳥が空をとびまわっているように、水の中では、小さなさかなや大きなさかなが、その枝(えだ)のあいだをすいすいとおよいでいます。
すいすい:
1、在水中,空中轻快而心情舒畅地前进
例:つばめがすいすい飛ぶ
2、进展顺利
例:すいすいと事が運ぶ 事情进展顺利
この海の底のいちばん深いところに、人魚の王さまのお城があるのです。お城のかべは、サンゴでつくられていて、先のとがった高い窓は、よくすきとおったこはくでできています。
サンゴ:珊瑚
琥珀(こはく)
それから、たくさんの貝がらがあつまって、屋根になっていますが、その貝がらは、海の水が流れてくるたびに、口をあけたりとじたりしています。
その美しいことといったら、たとえようもありません。なにしろ、貝がらの一つ一つに、ピカピカ光る真珠(しんじゅ)がついているのですから。その中の一つだけをとって、女王さまのかんむりにつけても、きっと、りっぱなかざりになるでしょう。
まとめ:
这里一个人物也没有出现,安徒生用大量的文字来描写龙宫的样子,像矢车菊花一般深蓝的大海,海里轻轻摇动婀娜多姿的海草间小鱼在游来游去,在这个海底深处有一座宫殿慢慢出现在我们面前,它的墙是由珊瑚砌成的,高窗是由琥珀做成的,屋顶铺着美丽的贝壳,一张一合的样子真好看。这样一座美丽的宫殿住着谁呢?我们下一回继续读。
用户评论