像矢车菊花一般深蓝的大海深处有一座宫殿,它的墙是由珊瑚砌成的,高窗是由琥珀做成的,屋顶铺着美丽的贝壳,一张一合的样子真是好看,这一回我们一起来看看宫殿里住着谁,她们又是怎样生活着呢?
そのお城に住んでいる人魚の王さまは、もう何年も前にお妃(きさき)さまがなくなってからは、ずっと、ひとりでくらしていました。ですから、お城の中のご用事は、お年をとったおかあさまが、なんでもしているのでした。
住在那底下的海王已经做了好多年的鳏夫,但是他有老母亲为他管理家务。
おかあさまは、かしこい方でしたが、身分のよいことを、たいへんじまんにしていました。ですから、自分のしっぽには、十二もカキをつけているのに、ほかの人たちには、どんなに身分が高くても、六つしかつけることをゆるさなかったのです。
她是一个聪明的女人,可是对于自己高贵的出身总是感到不可一世,因此她的尾巴上老戴着一打的牡蛎——其余的显贵只能每人戴上半打。
でも、このことだけを別にすれば、どんなにほめてあげてもよい方でした。
わけても孫むすめの、小さな人魚のお姫さまたちを、それはそれはかわいがっていました。
除此以外,她是值得大大的称赞的,特别是因为她非常爱那些小小的海公主——她的一些孙女。
人物很鲜活,人没有完美的人,高高在上,同时又对家人照顾有佳。
お姫さまは、みんなで六人いました。そろいもそろって、きれいな方ばかりでしたが、なかでもいちばん下のお姫さまがいちばんきれいでした。
そろいもそろって:慣用語、全都是,净是。。。,多用于不好的事
例:兄弟三人揃いも揃って変わり者だ
她们是六个美丽的孩子,而她们之中,那个顶小的要算是最美丽的了。
はだは、バラの花びらのように、きめがこまやかで美しく、目は、深い深い海の色のように、青くすんでいました。
肌理(きめ):皮膚やものの表面の細かいあや
例:肌理が細やかなで美しい 皮肤细腻
她的皮肤又光又嫩,像玫瑰的花瓣,她的眼睛是蔚蓝色的,像最深的湖水。
でも、やっぱり、ほかのおねえさまたちと同じように、足がありません。胴(どう)のおしまいのところが、しぜんと、さかなのしっぽになっているのでした。
不过,跟其他的公主一样,她没有腿:她身体的下部是一条鱼尾。
日じゅう、お姫さまたちは、海の底の、お城の中の大広間であそびました。広間のかべには、生きている花がさいていました。
她们可以把整个漫长的日子花费在皇宫里,在墙上生有鲜花的大厅里。
一大きなこはくの窓をあけると、さかなたちがおよいではいってきました。ちょうど、わたしたちが窓をあけると、ツバメがとびこんでくるのと同じように。
那些琥珀镶的大窗子是开着的,鱼儿向着她们游来,正如我们打开窗子的时候,燕子会飞进来一样。
さかなたちは、小さなお姫さまたちのそばまでおよいできて、手から食べ物をもらったり、なでてもらったりしました。
不过鱼儿一直游向这些小小的公主,在她们的手里找东西吃,让她们来抚摸自己。
连鱼儿都会欣赏美好的事物
お城の外には、大きなお庭がありました。お庭には、火のように赤い木や、まっさおな木が生えていました。
宫殿外面有一个很大的花园,里边生长着许多火红和深蓝色的树木;
そういう木々は、くきや葉を、しょっちゅうゆり動かすので、木の実は、金のようにかがやき、花は、燃えるほのおのようにきらめきました。
树上的果子亮得像黄金,花朵开得像焚烧着的火,花枝和叶子在不停地摇动。
底の地面は、とてもこまかい砂地になっていましたが、いおうのほのおのように、青く光っていました。
地上全是最细的砂子,但是蓝得像硫黄发出的光焰。
こうして、あたりいちめんに、ふしぎな青い光がキラキラとかがやいていましたので、海の底にいるような気がしません。頭の上を見ても、下を見ても、どこもかしこも青い空ばかりで、かえって、空高くに浮(う)かんでいるような気がしました。
あたり一面:周囲全体が同じような状況である様
何処もかしこも:接続詞 到处
在那儿,处处都闪着一种奇异的、蓝色的光彩。你很容易以为你是高高地在空中而不是在海底,你的头上和脚下全是一片蓝天。
風がやんでいるときには、お日さまを見ることもできました。お日さまは、むらさき色の花のようで、そのうてなから、あたりいちめんに光が流れ出てくるように思われました。
蕚うてな:花の蕚(がく)
当海是非常沉静的时候,你可瞥见太阳:它像一朵紫色的花,从它的花萼里射出各种色彩的光。
小さなお姫さまたちは、お庭の中に、自分々々の小さい花壇(かだん)を持っていました。そこでは、自分の好きなように、土をほったり、お花を植えたりすることができました。
在花园里,每一位小公主有自己的一小块地方,在那上面她可以随意栽种。
ひとりのお姫さまは、花壇をクジラの形に作りました。もうひとりのお姫さまは、かわいい人魚の形にしました。ところが、いちばん下のお姫さまは、お日さまのようにまんまるい花壇を作って、お日さまのように、赤くかがやく花だけをうえました。
有的把自己的花坛布置得像一条鲸鱼,有的觉得最好把自己的花坛布置得像一个小人鱼。可是最年幼的那位却把自己的花坛布置得圆圆的,像一轮太阳,同时她也只种像太阳一样红的花朵。
このいちばん下のお姫さまは、すこしかわっていて、たいへんもの静かな、考え深い子供でした。
她是一个古怪的孩子,不大爱讲话,总是静静地在想什么东西
おねえさまたちが、浅瀬(あさせ)に乗りあげた船からひろってきた、めずらしいものをかざってあそんでいるようなときでも、このお姫さまだけはちがいました。お姫さまは、ずっと上のほうにかがやいているお日さまに似た、バラのように赤い花と、それから、美しい大理石の、たった一つの像だけを、だいじにしていました。
浅瀬:川や海などの浅い所
当别的姊妹们用她们从沉船里所获得的最奇异的东西来装饰她们的花园的时候,她除了像高空的太阳一样艳红的花朵以外,只喜欢有一个美丽的大理石像。
その像というのは、すきとおるように白い大理石にほった、美しい少年の像で、あるとき、難破した船から、海の底へしずんできたものだったのです。
这石像代表一个美丽的男子,它是用一块洁白的石头雕出来的,跟一条遇难的船只一同同沉到海底。
難破(なんぱ):失事
難波(なんば):地名大阪市浪速区(
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