お月さまのお使い|第108回-月と星のフェバリット

2023-10-16 02:26:5808:05 991
声音简介



MC沙耶 音楽三瓶進 编辑飞兔

お月さまのお使い


「あらすじ」

猿のお尻はどうして赤いの?

子どもの頃そんなことを思ったことはありませんか?

まさかお持ちを食べたいばかりに、うさぎさんに

「お月さまのお使い」とうそをつくなんて・・・・。

最後には、うさぎさんを怒らせてしまい

蹴とばされてコロコロ転がりお尻をすりむくなんて

嘘はついてはいけないことをこのお話は教えてくれてますね。。。



むかしむかし、ある山の上で、ウサギの兄弟が歌を歌いながら餅をついていました。

ウサギのもちつき ぺったんこ
ぺたぺたぺたぺた ぺったんこ
おいしいもちが つけたなら
お月さまに あげたいな
 するとそれを聞いたサルが、よだれをこぼしながら考えました。
(なんて、うまそうな餅だろう。どうにかして、あの餅を手に入れる方法はないかな?)
 そこでサルは、偉そうに胸を張ってウサギたちの前に出て行き、
「これ、そこのウサギたち。
 わたしは、お月さまのお使いじゃ。
 さっき、そのお餅をお月さまにあげたいと申しておったが、わたしがそのお餅をお月さまに届けてやろう」
と、言いました。
 するとウサギの兄弟は、
「そいつは、ありがたい」
「ぜひ、お月さまに届けてください」
と、大喜びで一生懸命に餅をつきました。
 ところがあんまりつきすぎたため、餅がうすにくっついてしまい、どうやっても離れないのです。
 それを見て、サルが言いました。
「早くしないと、お月さまに届けてやらないぞ」
「はい。ただいま」
 ウサギの兄弟はあわててうすから餅を引っ張り出そうとしますが、餅はなかなか離れません。
 イライラしたサルは、ウサギの兄弟に言いました。
「ええい、仕方がない。
 それではうすごと、お月さまにお餅を届けてやろう。
 背負うから、それをわたしの背中に乗せてくれ」
「はい」
「それでは」
 ウサギの兄弟がサルの背中にうすを乗せると、サルはとたんに走り出して、赤い舌をペロリと出しながら言いました。
「えっへへ、うまくいったぞ。
 ばかなウサギめ、こんな所にお月さまの使いがいるはずないのに。
 さあ、あとでゆっくり食べよ」
 サルは小声で言ったのですが、ウサギは耳が大きいので、その小声が聞こえたのです。
「なんだって! よくもだましたな!」
「こら、待てえ! このうそつきザルめ!」
 怒ったウサギの兄弟は、サルを追いかけました。
「ふん、だれが待つもんか!」
 サルは重いうすを担いで、必死に走っていきました。
 でも、ウサギは足が早い動物なので、やがてサルに追いついて言いました。
「サルさん、サルさん。
そ んなに走ったら転んでしまい、せっかくのお餅が泥だらけになってしまうよ」
「そうだよ。
 もう怒っていないから、走るのをやめなよ。
 お餅を、半分こにしてあげるからさ」
「えっ? 本当に、半分くれるのかい?」
「ああ、やるとも」
「約束するよ」
 それを聞いてサルはほっとして、足を止めてうすを地面に降ろしました。
 そのとたん、ウサギの兄弟はサルのお尻を思いっきり蹴飛ばしました。
「このうそつきザルめ!」
「だれがお前なんかに、お餅をあげるものか!」
 するとサルは山道をコロコロ転がっていき、お尻をすりむいて、お尻がまっ赤になっていしまったのです。

 それからです、サルのお尻が赤くなったのは。

おしまい




【沙耶コラム】

あっという間に暑い夏が到来しましたね・・・。

日本の海といえばどんなところを思い浮かべますか?

わたしは先日沖縄の宮古島にラジオのお仕事で行って参りました。

海の色がエメラルドグリーンで本当に素敵な場所でした。。。

心が疲れた時には広い海をみて美味しいものを食べて

また元気に頑張る・・・当たり前ですがそんな時間も

必要なのかなと最近では思うのです・・・


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DYWE曦

真的是好节目呀 主播的其他栏目也很棒!还请继续更新 继续加油!

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