281話
【今日のフレーズ】
私の目の届かなくなった時、初ちゃんがどうして生きていくのかと思ったら、死んでも死にきれないんだよ。
有一天我要是不在了,想到你是如何忍气吞声,我死了也不瞑目。
【ストーリー】
夫婦仲がこじれていたことが子どもに悪い影響を与えていたと悟った仁と道子は、おしんに同居してほしいと相談してきます。一度は断ったおしんでしたが、この機会に道子を独り立ちさせてやりたいという思いがもたげ、初子の独立を条件に、仁の希望に応じます。しかし初子が同居しておしんを世話してくれるものと期待していた道子の目論見は外れてしまいました。
【ダイアログ】
おしん:初ちゃん、これを機会にね、あんたね独立するのよ。一軒お店をひとつもつの。初ちゃんの店を持つのよ。私が一人でいたんじゃ、あんたいつまで経ったって私のそばから離れられやしない。それじゃあ私の面倒を見ながら歳をとるだけじゃないの。私がいなかったら、あんた自由なんだから。
初子:かあさん。じゃあ、私のために仁ちゃんたちと同居するっていうんですか。
おしん:私はもう年だよ。息子夫婦や孫たちと一緒に暮らすときが来たんだ。
初子:私、店なんか持ちませんよ。母さんが同居するっていうんだったら、私もついていきます。一生お母さんのそばにいます。
おしん:初ちゃん、私にもしものことがあった時、あんたきっとつらい思いをするよ。仁や道子は、初子を便利に使うことを考えることはあっても、初ちゃんのことを親身に心配してくれる人間じゃない。それは誰よりも、私が一番、良く知っている。
初子:そんな…。
おしん:他人がくっついたら、おしまいなんだよ、みんな。それくらいの覚悟をしていて、ちょうどいいんだから。私はねぇ。私の目の届かなくなった時、初ちゃんがどうして生きていくのかと思ったら、死んでも死にきれないんだよ。
【Vocaburary】
<出所:北辞郎>
忍气吞声 rěn qì tūn shēng
〈成〉黙って怒りをこらえてじっと我慢する
瞑目 míng mù
目を閉じる.安らかに死ぬ.
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