海を漂うウミガメ型の船上都市

2024-05-07 08:07:5104:36 33

声音简介

海を漂う、ウミガメ型の「船上都市」
　近年は宇宙や火星などへの居住も現実的になってきたが、今度は新たに、「海上都市」改め、船上都市のデザインが発表された。
　これは、イタリア人デザイナーのPierpaolo Lazzarini氏が考案した、ウミガメ型の超巨大クルーザー。
　「パンゲオス」と名付けられた同船は、居住区の他、発電機関や公園、カジノからショッピングモールに至るまで、生活に欠かせない施設をすべて揃えたまさに“都市”。
　最大6万人を収容でき、全長550メートル、全幅610メートルにも上るという。実現すれば、船としてはもちろん、海洋建築としても世界最大となる文字通り「超ド級」のデザインだ。
　しかも、船内にはさまざまな発電機関が搭載されており、移動によって受ける波を駆使したエコなエネルギー供給も可能なのだそう。
　また、特別な情報へのアクセスや、完成後の居住物件を保証するNFTコレクションも販売中。完成にはおよそ1兆1300億円が必要とのことで、資金調達に勤しんでいるようだ。
　一般の人々が「移動する海上都市」にどれほどの興味を抱くかはさておき、近年はセレブの間でクルーザーやヨットを購入するのが流行っていることを踏まえれば、全額を集めきる可能性はある。近い将来、住所が「太平洋」や「地中海」になる人は現実に出てくるかもしれない。