人鱼公主——安徒生(5)

2022-07-23 17:14:2010:02 50
声音简介

四番めのお姫さまは、それほどだいたんではありませんでした。


ですから、広い広い海のまっただ中に、じっとしていました。それでも、お姫さまの話では、そこがいちばん美しいところだったということです。どちらを向いても、何マイルも先まで見わたすことができました。空は、大きなガラスのまる天井(てんじょう)かと思われました。


ときどき目にうつる船は、ずっと遠くに、カモメのように見えました。ふざけんぼうのイルカは、トンボ返りをうっていました。そうかと思うと、大きなクジラが、鼻の穴から水を吹きあげていました。そうすると、まわりに、何百ものふんすいができたように見えました。

カモメ:海鸥

ふざけんぼう:淘气鬼

トンボ:蜻蜓

とんぼ返り:

1、ある場所に行って用を済ませ、すぐに戻ってくること

例:彼は仕事で名古屋までとんぼ返りしなければいけなかった

2、宙返り(ちゅうがえ) 翻跟头

噴水:喷泉

今度は、五番めのお姫さまの番になりました。


お誕生日が、ちょうど冬の最中でしたから、このお姫さまは、おねえさまたちとはちがったものを見ました。


海は、すっかりみどり色になっていて、まわりには大きな氷山が浮かんでいました。その氷山の一つ一つが、真珠のようにかがやいて、人間のたてた教会の塔よりも、ずっとずっと大きかったと、お姫さまは話しました。


おまけに、そういう氷山は、世にもふしぎな形をしていて、ダイヤモンドのようにキラキラかがやいていました。


 お姫さまは、いちばん大きな氷山の一つに、腰をおろしました。船の人たちは、お姫さまが、氷山の上にすわって、長い髪の毛を風になびかせているのを見ると、びっくりして、向きをかえて行ってしまいました。

靡かせる:流れるように動かす 使飘舞

向きを変える:调头


 やがて、日がくれかかると、空は雲でおおわれました。いなずまがピカピカ光り、かみなりがゴロゴロ鳴りだしました。

暮れかかる:暮れ方になる

稲妻(いなずま)


黒い海の波に、大きな氷山が、高く持ちあげられ、赤いいなずまに照らしだされて、キラキラ光りました。


どの船も、みんな帆をおろして、船の中の人たちは、おそろしさにふるえていました。お姫さまは、波のあいだをただよう氷山の上に静かに腰をおろして、青いいなずまが、ジグザグに、ピカピカ光る海の面にきらめき落ちるのをながめていました。

 



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